認知症の症状には
個人差があります。
常に同じ状態が
続くわけではなく
正常な時があったり
調子が悪いときがあったりする
○物盗られ妄想
大切なものを片付けてしまって
片付けた場所を忘れてしまう。
探すと見つかることも
あるので一緒に探してみる。
薬💊の投与で改善する場合が
あるので医師に相談してみる。
○幻覚
高齢者の幻覚の多くは幻視。
意識障害によることが多い。
訴えを否定せず見守る。
薬💊の服用により幻視が起こる
場合があるので、医師に相談し
薬の整理をする。
音楽性幻聴は、不快感もなく
被害妄想にもならないので
薬による治療は不要。
○不眠
1日の過ごし方を検討する。
睡眠薬を処方してもらうことも
可能。
○過食
記憶力の障害から
食べたことを忘れる。
少量の間食を用意したり
気をそらしたりする。
○徘徊
目的なく歩き回る症状
生命の危険にあわないように
一緒に歩く。
迷子になった時の為に
衣類に名前や連絡先を書いた
タグなどを外から見えない
ところにつける。
○失禁
失禁は病気や薬💊が関係
していることも多いので
泌尿器科を受診する。
着脱しやす衣服や下着を着用
トイレの誘導
○不潔行為
自分の便をいじって
壁や床にこすりつけるような
行為。
トイレや便器に誘導し
パンツやオムツの中に
排便する機会を減らす。
○夕暮れ症候群
夕方から夜間にかけて
精神症状が悪化し、徘徊したり
興奮して不安定な状態になる。
夕方早めに照明をつける。
女性の場合
今晩は食事がいらないことを
伝えると安心することもある。
○異食
食べられないものを食べてしまう
口唇症状とも呼ばれている。
周囲に口に入れやすい物は
置かない
○火の不始末
火を使用していることを忘れる
側で見守る
電磁調理器へのとりかえ
ガスは屋外の元栓を止める
ライターやマッチを持たせない
○性的な問題
年齢がわからなくなったり
抑制が効かなくなると
性的逸脱行為がみられる。
さりげない受け答えをする
行為の原因を探る
暴力的な行動をとるときには
薬💊の投与を検討した方がよい
場合もある。