2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧
『 閑古錐 』 かんこすい 使い込んで先が丸くなった錐(きり)は 穴を開ける道具としては切れが鈍くなるが 歴史を経てきた独特の風合いがある 老いを衰え あるいは喪失ととらえている人は少なくないと思います たしかに 気力は衰え 体力は失われるかもしれま…
『 無事 』 ぶじ 何もないところに 悟りの境地がある 人は楽しいこと うれしいこと 喜びを感じられることを求めがちです 今日は何の変哲もない つまらない1日だった などと嘆くことにもなる しかし本当の安らぎは 何も求めないこと 何も起こらないことにあ…
『 雪消山骨露 』 ゆききえてさんこつあらわる 雪がとけてきて 岩肌があらわれるように 煩悩が消えると 内なる仏性が明らかになってくる 人は煩悩につかまりやすいものです ごく卑近なことでいえば 朝、もう少し寝ていたいというのもそう ですからそれを封じ…
『 百尺竿頭進一歩 』 ひゃくしゃくかんとうにいっぽをすすむ 長い竿の先まで上りつめても さらにそこから一歩を進める 悟りに終わりはない 精魂を傾けて何かに取り組んで 全力を尽くしきった と思えることがあるでしょう 満足感に浸るひとときかもしれませ…
長寿箸を頂いてきました 食事の時に婆さんに出したら 婆さん 「これ、何❓箸が違う」 長寿箸もらってきたから 婆さん 「今さら、長寿箸なんて」 「もう長生きなんていいわ」 あれれれれ〜 名言 人生は楽しむものであって 耐え忍ぶものではない ゴードン・B・…
『 且座喫茶 』 しゃざきっさ まあ ちょっとそこに座って お茶でも飲みなさい 人生には緊張を強いられる場面が幾度となくあります 肩に力が入り 息づかいも荒くなって 心は平静をなくします そんなときには お茶を一杯飲みましょう お茶には気分を静める作用…
どうしたん❓ かわいいやん☺️ 婆さん 『 何❓』 ホラ 爪 かわいいやん☺️ 婆さん 『 ホント 』 ニッコリしてました☺️☘️ デイサービスにネイルの方が来られて塗って頂いたようです。 初回は無料 次回から1000円 婆さんが喜ぶなら☺️☘️ 名言 己を喜ばすために食べ…
『 梅花雪裏香 』 ばいかせつりにかおる 冬の寒さに耐えてきた梅が 雪の中で開花し いい香りを放っている 苦労を経た先に 輝きがある なぜ 自分だけがこんなに苦労を背負い込むのだ と感じて 気が滅入ることがあるかもしれません 苦労を「助走」だと考えてみ…
ショートスティに出かける前 寒い寒いと ストーブの前に座り込む 我が家の婆さん 家の中は寒いのよ 外が暖かいよ~ 婆さん 「ちゃう❗心が寒いんや❗」 ホンマ ニクソイ事しか言わへん 今日からショートスティとは言ってません 同じ施設の中ですので 名言 身体…
『 雪月花 』 せつげつか 雪、月、花は 美しい自然を象徴するもの 移ろう自然はどれも、いつも、美しい 日本の四季折々の美しさは あらゆる自然にあらわれています しかし、自然との触れ合いがほとんどないのが 現代人の生活の特徴ではないでしょうか もった…
『 紅炉上一点雪 』 こうろじょういってんのゆき 赤々と燃える炉に舞い落ちるひとひらの雪は 瞬時に跡形も残さずとけていく 思い(雪)をとどめない心(炉)をもつことが大切である この時代 インターネットなどを介して あふれんばかりの情報が押し寄せてき…
『 自然有春意 』 じねんにしゅんいあり 自然の景色には 春の気配があますところなくあらわれている 自然ははからいなどいっさいなく 季節の移ろいを現じています 蕾のふくらみ やわらかな風のそよぎ まばゆさを増した陽の光 よく晴れた日に早起きし 少し早…
『 閑遊雪月花 』 せつげっかにかんゆうす 四季の移り変わりの風情には 仏性がそのままあらわれている ゆったりと心静かに それに身をまかせる 現代人は常にせわしなく 何かにとりくんでいます 言葉をかえれば 何かをしていないと心もとない 手持ち無沙汰と…
婆さん デイサービスから帰ってきて 口の中が臭うので ちゃんと入れ歯を外して 歯磨きして頂戴 そういうと 洗面所にいきました そのまま 入れ歯を外してしまって 食事の時 婆さん 「なんかおかしい❓」 「なんかおかしい❓」 「歯がなんかおかしい❓」 ん❓ 入れ…
『 鶯聲告春 』 おうせいはるをつぐ 鶯のさえずりを聴いて 春の訪れをしる 長い冬を耐え抜いたところに 本当の春の喜びがある ものごとが想像以上にうまくまわって すばらしい決着をみた そんなときの喜びは どの程度のものでしょうか 「今回はラッキーだっ…
今日は眼科受診 検査を終わってエレベーターで診察階へ移動中 婆さん 『 頭がボーッとする なんでやろう❓』 そう言うので 耳元で 「アルツハイマーだから」 と言うと 婆さん 大きな声で笑いだしました まだ、アルツハイマーだと 思っていない婆さんの笑い声…
『 花枝自短長 』 かしおのずからたんちょう さまざまな花に 同じように春がきている しかし その枝には短いものも 長いものもある 平等と区別が調和した世界の意 男女は平等ですが 身体の仕組みや体力などの点では差があります お互いにその差を認めた上で…
『 春光日々新 』 しゅんこうひびあらたなり 穏やかな光が降り注ぐ春の景色は 日々、変化していく とどまることがないその移ろいが真理である 移ろいを肌で感じることは 感動をもたらします 「昨日は蕾だったのに、今朝は花が咲いている」 感動するのは 人知…
1月の中旬頃から 朝食の時、指先が痺れると 言っていました 寒いからかと 勝手に思っていましたが・・・ 昨日、デイサービスから帰ってくると、やはり、指先が痺れてる動作をしていました~ あれ〜❓って思って 又、忘れていましたが・・・ 今朝、また、痺れ…
『 日日是好日 』 にちにちこれこうにち 雨の日も晴れの日も 楽しい日もつらい日も その日その日が 人生のかけがえのない1日である 人は日々 さまざまな経験をしながら生きています なかには、二度としたくないと思える厳しい経験 苦しい経験もあるでしょう…
婆さん 『死んだら、海に骨をまいてもらおうかな~❓』 エッ❓ お墓あるやん 婆さん 『海にまくのもいいかなぁ~❓』 魚に食べられるんやで~ いいの❓ 婆さん 『海、好きだし』 そーかぁ 調べてみました あるんですね 海洋散骨っていうそうです 名言 岸が見えな…
『 喫茶去 』 誰に対しても 同じように 「どうぞ、お茶を召し上がれ」といえる それが分別のない禅の世界 来訪者にお茶を出すとき 相手を選別していませんか❓ 大切な人だから「美味しいお茶を淹れなくてはいけないな」 あまり歓迎できない人だから「ぞんざい…