『 閑古錐 』
かんこすい
使い込んで先が丸くなった錐(きり)は
穴を開ける道具としては切れが鈍くなるが
歴史を経てきた独特の風合いがある
老いを衰え
あるいは喪失ととらえている人は少なくないと思います
たしかに 気力は衰え
体力は失われるかもしれません
しかし
それまで紡いできた人生の時間
積み重ねてきた経験がもたらすもたらす
「円熟味」は若い世代には
到底およびもつかないものです
それを活かす行き方をするようつとめていきましょう
禅ごよみ から