『 鶯聲告春 』
おうせいはるをつぐ
鶯のさえずりを聴いて
春の訪れをしる
長い冬を耐え抜いたところに
本当の春の喜びがある
ものごとが想像以上にうまくまわって
すばらしい決着をみた
そんなときの喜びは
どの程度のものでしょうか
「今回はラッキーだった」という気持ちが先に立って
心の底からわきあがってくるような喜びは得られない
やはり
刻苦精進の末の決着であってはじめて
喜びも最大限になるのです
刻苦精進・・心身を苦しめるほど非常に努力する
禅ごよみ から