『 放下庵中放下人 』
ほうげあんちゅうほうげのひと
ボロボロのうらびれた庵に
世間のこだわりを捨てきった人が暮らしている
最高に自由な生き方
裕福で何でも欲しい物が「自由」に買えるという自由さがあります
そのいっぽうで
住むところにも着るものにも
持ち物にもまったくこだわらず
恬淡として生きている自由もある
前者は物への執着が(自由に)満たされるというだけ
後者は心がまるごと自由です
どちらが真の自由か
いうまでもないでしょう
物への執着が満たされる自由か、心の自由か
禅ごよみから