65才未満で発症する認知症を
若年性認知症といいます。
働き盛りの年代にも見られ
発症後の生活に大きな影響を
与えます。
発症年齢は
約3割が働き盛りの50才未満で
発症しており、男性に多いのも
特徴の1つです。
若年性認知症と
高齢で発症する認知症との間で
病理学的な違いはありません。
若年性認知症
原因の約40%が血管性認知症
などによって脳の血管が
詰まったり破損して
認知症を発症します。
次いで
頭部外傷後遺症が約8%となります。
血管性認知症の場合は
脳の部分的な損傷により
急激に悪化しますが
早期に適切な治療をすれば
改善するものもあります。
それ以外のアルツハイマー型
認知症では
徐々に悪化して
記憶障害のほか、行動
心理症状にうつ状態を発症する
ことがあります。
ところが
このうつ状態は
同じ年代で増えるうつ病や
更年期障害と症状が
似ているために
間違って診断されることも多く
認知症とわかるまでに
時間がかかることがあります。
2013年
「若年性認知症ハンドブック」が出されました。
患者やその家族が
できるだけ安心して
過ごせるよう
症状の説明や生活支援の
制度や情報
生活する上での
アドバイスなどが
まとめられているそうです。