『 金風吹玉管 』
きんぷうぎょくかんをふく
冷たさを孕んだ風(金風)が
玉の横笛を吹き鳴らすような
清らかに澄みきった
美しい調べを奏でている
厳しく清らかな教え
美しい調べのように
心に響く言葉は
やはり清浄な心から発せられたそれではなきでしょうか
読んだ本からの受け売りや他人の言葉をそのまま拝借するのではなく
相手を思い
状況を考え
十分自分の中で吟味する
その行程が濾過装置(フィルター)となって
相手の心にしみ入るのです
言葉はフィルターを通すことで
心に響くものになる
禅ごよみ から