『 魚行水濁 』
うおゆけばみずにごる
魚が清らかな水の中で泳ぐと
自然と水は濁る
人は気づかないうちに痕跡を残している
物事に最大限の努力を傾けて取り組む
適当に誤魔化して処理してしまう
対照的な向き合い方です
仮に結果が寸分違わないものであったとしたら
誤魔化したほうがラクだというふうにも思えます
しかし
努力をした跡
誤魔化した跡は
必ず残ります
その跡を引き受けていくのは
いうまでもなく自分です
自分の跡は
自分で引き受けるしかない
膳ごよみ から