「 玲瓏八面起清風 」
れいろうはちめんせいふうをおこす
四方八方
すべてが透き通って
美しく輝いているところには
清風がわきおこる
こだわりがない人は
いつもさわやかである
「腹に一物」という言葉があります
心の中に思惑やたくらみをひそませているということですが
そのときの心の状態は透き通ってはいませんね
「一物」にこだわることで
曇りや陰りができてしまう
それは必ず
発言やふるまいにあらわれます
さわやかになんかなれっこない
腹は空っぽ
心は透明(まっさら)がいいのです
こだわりが
心に曇りや陰りをつくる
禅ごよみから